歯がしみるのは知覚過敏?虫歯?blog

虫歯?知覚過敏?見分け方と対処法を解説

「冷たいものを飲むと歯がキーンとしみる」「歯磨きのときに一瞬痛む」―こうした症状で来院される方は非常に多くいらっしゃいます。実はこの「しみる」症状、原因は大きく分けて知覚過敏虫歯の2つに分かれます。見た目だけでは判断しにくいこの2つを、痛みの特徴から見分ける方法と、それぞれの対処法をご紹介します。

知覚過敏の特徴

知覚過敏は、歯茎が下がって歯の根元(象牙質)が露出したり、噛み締める力が強く、エナメル質が剥離してしまったり、歯磨きの力が強すぎてエナメル質がすり減ったりすることで起こります。特徴は次の通りです。

  • 冷たいものがしみるが、痛みは一瞬で治まる
  • 歯自体に穴や黒ずみは見られない
  • 硬いものを噛んでも痛くない
  • 歯磨きのブラッシング圧が強い、または加齢による歯茎下がりが背景にあることが多い

虫歯の特徴

虫歯は、細菌が作る酸によって歯が溶かされることで起こります。知覚過敏との大きな違いは、痛みが持続すること進行性であることです。

  • 冷たいものだけでなく、熱い物や、甘いものでもしみる
  • 何もしなくてもズキズキ痛むことがある
  • 歯に黒ずみや穴、欠けが見られる
  • 放置すると痛みが強くなり、神経まで達することもある

見分け方の3つのポイント

  1. 痛みの持続時間:一瞬で治まるなら知覚過敏、しばらく続くなら虫歯の可能性
  2. 痛みが出る場面:冷たいものだけなら知覚過敏、甘いものや何もない時にも痛むなら虫歯を疑う
  3. 見た目の変化:黒ずみや穴があれば虫歯、見た目に変化がなければ知覚過敏の可能性が高い

ただし、初期の虫歯は見た目でわかりにくいこともあるため、自己判断せず歯科医院でのチェックをおすすめします。

セルフチェック表

チェック項目知覚過敏の傾向虫歯の傾向
痛みの持続時間一瞬でおさまるしばらく続く、ズキズキする
痛むきっかけ冷たいものだけ冷たい・甘い・何もない時も
見た目大きな変化なし黒ずみ・穴・欠けがある
硬いものを噛んだとき痛くない痛みが出ることがある
放置した場合悪化しにくい進行し神経まで達することも

下記のフローチャートでも、簡単にセルフチェックいただけます。

知覚過敏か虫歯かを見分けるフローチャート
歯がしみるときのセルフチェックフローチャート

対処法

知覚過敏の場合は、知覚過敏用の歯磨き粉の使用やブラッシング圧の見直しで改善することが多く、病院で沁みている部分へのコーティング処置も効果的です。また、露出した象牙質の削れが著しい場合は樹脂の材料で埋めた方がいい場合もあります。一方、虫歯が疑われる場合は自然に治ることはないため、早めに歯科医院を受診し、適切な治療を受けることが重要です

まとめ

「歯がしみる」という同じ症状でも、原因によって対処法はまったく異なります。一瞬でおさまるか、持続するか。冷たいものだけか、甘いものや何もない時も痛むかどうか。この違いを意識することで、ある程度の判断ができます。ただし正確な診断にはレントゲンでの検査やクリニックで目視の確認が必要です。気になる症状がある方は、早めにご相談ください。