精密審美義歯 denture

船田歯科医院の精密審美義歯への取り組み

東京都調布市の歯医者「船田歯科医院」では、精密で機能的な義歯作製にBPSデンチャー、SAPSデンチャーを採用しています。BPSは生体機能的補綴システムの略称、SAPSは快適解剖学的補綴システムの略称です。

  • なぜ、入れ歯はつけているうちに痛くなるんだろう?
  • なぜ、入れ歯は途中でグラついたり、外れてしまったりするんだろう?
  • なぜ、入れ歯では固いものを上手く咬めないんだろう?
  • なぜ、入れ歯をつけていると話しづらいんだろう?

もっと、自分の歯のように使える入れ歯があればいいのに……

元の歯を高精度に再現できる精密審美義歯

BPSシステムとは、スイス・リヒテンシュタイン公国に本社を置くイボクラールビバデント社によって開発された「生体機能的補綴システム」で、欧米を中心とした歯科大学でも採用されているシステムです。BPSシステムのメリットは品質の高いイボクラール社製の材料・器具機材を用いることにあります。製作手順がシステム化されているため、どのような症例でも高い精度の義歯作製を実現できます。

一方、SAPSシステムとは、当院が30年間培ったさまざまな義歯技術を集約して作った「快適解剖学的補綴システム」のことです。患者様それぞれの解剖学的な形を検査で捉え、的確な診断を行ったうえで、その方にもっとも適した材料・器具機材を用い、高い精度の義歯を作ります。SAPSシステムは基本的に、術前の総義歯作成前診断(歯科人間ドック)(P6 該当箇所へリンク)を受けていただいてから作製を行います。

通常の義歯と精密審美義歯の違い

保険診療の義歯 精密審美義歯
見た目の美しさ ・単色のため、
あまり美しくありません
・自分の歯や歯ぐきの色合いを細かく作り込むことができます
そしゃく能力 ・歯ぐきの痩せの程度が進みやすい
・動いてしまってよく咬めない
・グラつきが少なくよく咬めて快適
治療回数 4回 ・4回~最大で10回程度
・リハビリが必要な場合は治療期間がさらに長くなります
治療費用 ・保険診療点数に応じる ・安価
上下総義歯800,000円(税抜)~
治療後の持ち
(耐久性)
半年程度 ・数年~10年程度(食の好みによる)
・20年以上使用する方もいる
使用材料(人工歯) プラスチック 【BPS】ハイブリットセラミック
【SAPS】セラミックorハイブリッドセラミック
使用材料(歯肉部分) プラスチック 【BPS】イボベース、イボカップ
【SAPS】クルツァー社製パラデンチャー

精密審美義歯制作の流れ

STEP1. 総義歯作製前診断

何事も準備が肝心です

まずは顎の形やお口の中の状態を、こと細かに分析します。ただ単に、歯型を採取して入れ歯を作るのでは保険の義歯と変わりありません。お口のどの部分にどのような形の歯を入れるのがもっとも理想的かということを、詳しく分析します。

STEP2. 印象採得

分析した資料をもとに型採りを行います

常に変化し続ける柔らかいお口の中で、入れ歯が入ってきてもよい部分をやさしく型採りしていきます。緊張していると強張ってしまい、なかなか上手く型採りできないことがあります。患者様がリラックスできる環境で、自然なお口の中の形を採取していきます。

STEP3. 咬合採得・精密印象

歯が並ぶ理想的な咬み合わせ位置を記録します

このとき必ず、ゴシックアーチトレースと呼ばれる装置を使用します。ゴシックアーチの結果次第では、リハビリ用の入れ歯で顎の動きのリハビリを行ってから、もう一度最終的な入れ歯を作製したほうがよい場合があります。

STEP4. 試適(仮合わせ)

お洋服の仕立てに例えると「仮縫い」にあたります

蝋でできたフレームの上に人工歯を実際に並べ、見た目や咬み合わせが良いかどうかの確認をします。この時点ではまだ、さまざまな修正が可能ですから、気になることはなんでもお申し出ください。人によっては試適に3回ほどかかる場合があります。

STEP5. 完成

いよいよ義歯の完成です

お口の中で微調整を行ってから、最終的な義歯をお渡しします。すぐに硬いものを咬んだりせずに、ゆっくりと義歯を使って食べるトレーニングをしていきます。完成後も何回か調整を行いますので、使い心地で気になることがありましたら、遠慮なくご相談ください。